映画感想「ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女」
「ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女」を観ました。
本作は「テレビ映画」というもので、日本でいうスペシャル番組のドラマ?というような位置づけの作品。イギリス・アメリカなどで2012年に放送され、WOWOWにて2013年3月24日に放送されました。
~あらすじ~
wikiによると「アルフレッド・ヒッチコック監督による女優ティッピ・ヘドレンに対するセクハラを描いている」そうで、ヒッチコック監督は「トビー・ジョーンズ」が配役されております。「鳥」という代表作と「マーニー」という作品の製作の中で女優「ティッピ・ヘドレン」をヒッチコック監督の思いのままにコントロールしたい。という様なことが描かれています。
この映画は、上記の通りWOWOWとスター・チャンネルでしか放送されてないみたいなので、恐らくレンタルもされてないのでしょう。つまり観る手段が今のところ無いのでオススメしたくても筆者はどうしようもないということになります…。申し訳ない。
4月5日から 映画「ヒッチコック」公式サイト
という映画が公開されます。こちらは名作「サイコ」の製作から成功までの道のりを描いた作品になっているようです。
そして、紹介したいのがこちらの記事↓
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この記事によると「ヒッチコック監督がハンサムでモテる男だったら、映画なんて作ってない」と大林宣彦監督がインタビューで答えています。それに続く「ブロンド(金髪)の美女を偏愛していた。」「映画を通じて、監督は美女とラブロマンスができる。恋愛映画は、たとえ擬似恋愛だとわかっていても、やはり監督と女優が恋愛をしないと。男優と女優が恋愛しているようじゃ駄目ですよ。」と話し「ヒッチコックも男優に『君たちは立ってるだけでいい。中身は俺だから。君たちは俺の代わりの姿にすぎないんだ』とはっきり言ってますよ」と解説しています。
これを読んだ時「そうか!」と脳内リンクが始まり、スッキリとしました。
「ザ・ガール ヒッチコックに囚われた女」はまさにこのことを描いていました。
今度の「ヒッチコック」もブロンド髪の美女俳優との恋、さらに妻「アルマ・レヴィル・ヒッチコック」にも焦点を当てた作品になっているようです。
いやはや楽しみですね。これを機にヒッチコック監督の作品を観たいとおもいます。
彼の人(ブロンド髪の女性)への執着や熱心さコントロールしようとする欲望、恋愛その上で作り上げられる名作映画の数々…。妻との本当に夫婦なのか?という不可思議な関係性。モテない男の作品にぶつける芸術性、それでもあふれる衝動故の女優らに対する「セクハラ」もうこれの虜になります。どうしてそんな人間が出来るのか?謎めいていて好奇心そそられますね?(笑)
それではそんな所で
この映画は6点!!/10点満点中
入門編という感じなので、きっと名作たちはもっとすごい輝きがあるのだろうと期待しつつの点数です。
予告編はこちら